徹底した減農薬、有機資材の活用で美味しい桃ができました。
何より朝取りフルーツを産地直送で新鮮なままお届けできます。


桃の一年

1 月
本格的に寒さが増してくる1月はどちらかというとオフまだ春は遠い状態。桃の花芽もまだ硬くしまってます。
剪定も終わった園を歩きながら、剪定状況の確認とか、平棚の緩みの補正。
また、なんといっても年の初めですから、今年どうしよう?とかいろいろ考える時期です。

1月の作業

○ マシン油散布
カイガラムシ防除のために欠かせません。マシン油は基本的には油です。油でカイガラムシなどの害虫を覆ってしまって、息ができなくさせる!という結構原始的な?やりかたで防除するのです。

○ コスカシバ退治
糞が出ているからすぐわかるこれは、特に1月ということは無いのですが、収穫終わってから、忙しくなるまでできるときにできるだけやるようにしてます。ナイフで幼虫を探し出す

トラサイドという薬液を食害部分、幹などに散布しますが、なかなか全てを退治は難しいので、見つけたときは切り出しナイフなどで幹の食害部分を切り出してやっつけます。

2 月
相変わらず寒い日々が続きますが、そろそろ春の便りもちらちら。
ミニバックホーでもやっぱり雪なんか降ったりするんだなぁ。
伐採した樹は根まで掘りあげます。そのときに活躍するのが、バックホー。

2月の作業

○ 摘雷少しずつスタート
まだ摘雷には早い時期ですが、後々のために少しずつ合間を見ながらはじめます。
敵雷は最終的に結実させる果実を残す作業の最初の作業です。花を咲かせるのはかなりの養分を必要とします。無駄な養分を使わないようにするためにまずは、絶対にここは果実としては不必要かな?と思われる場所の花芽を落としていきます。

○EMとにがりなどの混合液などの散布
桃の樹と土壌のために散布します。EMは酵母菌や乳酸菌ほかからできていて、土壌にこれらの菌が増えることによって、悪い病原菌を抑えたり、土壌を良くしたりする効果があります。にがりはお豆腐を作るときに豆乳に加えるあれ!です。海水から塩を作る際に分離される副産物で、マグネシウムやマンガン、カルシウムほかもろもろの植物が成育するのに必須の微量ミネラルが含まれています。
防風ネットの設置・メンテナンス
防風ネット全景おもに年明けから2月中の作業になるとおもいます。

春先から初夏にかけての園に吹き付ける風を防ぐため
防風ネットの設置を2009年2月に行いました。

この防風ネット設置の目的は、風によりおこる穿孔細菌病の発生を少なくするためのもので、台風のためではありません。
台風にはとってももちませんので、その際は全てのネットを束ねて風を受けないようにします。

ポールをクランプ留め平棚を支える支柱と今回設置する垂直に立てるポールの中ほどを自在クランプで固定。 棚の支柱とポールをステーで固定さらに下のほうをステーでもってそれぞれのポールを固定してぐらつかないようにします。
ひたすら、地味に、、平棚でも使う鋼線にネットを取り付けます。

ひたすらパチパチ留めて行きます。
途中から手が疲れてペンチ使いましたけど(^。^/)

ネットの留め具は右のプラスチック製の留め具です。ネット留め具
摘蕾について(開花まで余裕を持って始めます)
摘蕾前摘蕾後1本ずつを完璧に摘蕾して次へと、、、じゃ、摘蕾しているうちにまだ終わってない樹の蕾はどんどん膨らんで行きますから、どこを先に摘蕾するかを考えて、優先的にその部分だけの摘蕾をどんどん進めます。


まずは、伸ばしたい箇所、例えば主枝の先端部分。
ここは、全部、花芽をとっていきます。
果実はここにはならせませんから、花を咲かせるだけ無駄です。
摘蕾後摘蕾前次に枝の上部の花芽だけをとっていきます。
上向きに果実はならせませんから。

ちなみにもう少し花芽が大きくなってからのほうが、なでるだけで花芽がポロポロ落ちていって楽なんですが、それを待ってる余裕も無いので、できるときにどんどんやっていきます。
3 月
ひばりの鳴き声も頻繁に聞かれるようになるともう春の訪れです。
でも、遅い霜には要注意!!花芽も膨らんできて本格的な敵雷作業が連日!3月も末になると花が咲き始めます。
ミツバチの箱を園の真ん中において受粉を助けてあげます。受粉たのむよ〜♪

3月の作業

○ 摘雷、本格的に。
不要な花芽を摘蕾
○ EM混合液散布

○ 園の草刈
秋の草刈を最後に、冬の間は草刈はしません。冬の間は草も伸びませんし、ある程度の草を残していないと地表が裸になってしまって、土壌のためによくないので、背丈の低い草が園一面を覆っています。
春になって気温が上がってくると一気に草も春を感じて草丈を伸ばしてくるのでその少し前に草を刈っておきます。

○ EMぼかしの土壌散布
米ぬかとEMを混合して発酵させた肥料を土壌に散布していきます。肥料といっても正確に言うと、肥料成分はあまりなく、主に土壌の微生物を増やして、微生物によって作り出されるアミノ酸を増やすのが目的です。アミノ酸は窒素(肥料にはほとんど含まれてます)を植物がどんどん分解していって最終的に吸収するようになった時の姿なのです。窒素をたくさんやりすぎると根が肥料によって傷んだりすることもありますが、微生物によって作られたアミノ酸は、植物にとって即、利用可能な養分なんです。
たとえば、山の木々が肥料もやらないのに健康に育ってるのは、落ち葉とそこにいる微生物の作り出したアミノ酸などの養分のおかげなんですね。
EMボカシの作り方
春先と秋口にやる作業です。
材料はその時々によって多少変わります。例えば秋口は肥料成分を入れたいので必要とする肥料成分のある有機資材を混合していきます。
春先のボカシには肥料成分も特に必要ないので基本の米ぬかのみで行きます。

ボカシの材料たち基本的な材料はEM、米ぬか、糖蜜(写真の左側から)です。
なおこのままじゃ濃過ぎるので、水で希釈します。
水の代わりにEM液を増やしてもいいですし、私の場合はEMで発酵させた桃の醸造酢を希釈液として使ってます。
経験的には水で希釈するよりもEM、や桃酢で希釈するほうが、出来はよくなるようです。
こればかりは、やってみるしかない(^0^*!

で、材料を攪拌機やもしくはスコップなどで、ひたすらよく混ざり合うまでがんばるわけです。ふゅ〜ッ(^-^;

注意するとこは、水分量。水分が少ないと発酵で温度が上がりすぎてうまくいかない。逆に多すぎると腐敗の原因に、、。
ちょっとしたポイントは以下に。(でもあくまでポイントなので、これで失敗しても文句なしね〜。経験が全ての部分です)
グッと握るよ〜く攪拌した材料をグッと握ってぇー



パッと開くパッと開いて材料が適度な硬さで、形を残して手のひらに残ってればOK!

べちゃべちゃでもいけないし砂みたいに崩れるようであればこれもNG。

親指で触ってみてホロホロと崩れるくらいが丁度よいみたいですよ〜。
あとは、出来た材料を酸素を遮断できる容器、例えばビニール袋、肥料袋、コンテナ、などに入れて空気が入らないように密閉して保存します。
ぴっちり密封完成までの期間は、気温によって代わっていきますが、春先の暖かくなる時期で大方3週間、夏場で2週間、冬だと1ヶ月以上は必要かもです。冬場は出来ればビニールハウスのような気温の上がる場所のほうがいいです。

出来たかどうかの確認は、嗅覚に頼るしかないのでEMぼかし出来上がり

開けてみて甘酸っぱいいい感じの発酵した香りがしてきてたら完成です。
(発酵臭と書いてもいいんですが、”臭”はどちらかというと”くさい!”においなので、ここではまったく当てはまりません)
すごくいい香りがします。


右の写真は出来上がった米ぬかボカシ。塊をほぐすとさらさらしてます。いい香り♪
4 月
さまざまな植物や動物?も活発に動き出す季節。
桃の花も初旬に満開、落花。開花から少し遅れて葉っぱもふいてきます。これから始まるんですねぇ!

4月の作業

○ 摘花・摘果
摘雷はしても花が咲いてみると、こんなとこに果実はつかないよ〜!とか、ちょっと花が多い(=最終的な果実が多い)な、って感じるところの花をどんどん摘んでいきます。例えば右の写真の3っつの花(花びらは散ってますが)のうち、とりあえずひとつは落としていいでしょう。残りの2つはちっちゃな実になったときにどちらかいいほうを残して最終的には一つにします。
摘果は、摘花と同じです。ただ花が落ちて、ちっちゃな実になっただけです。

コンフューザーMMの取り付け○ コンフューザーMMの取り付け
モモハモグリガ、シンクイムシなどが増えないようにするフェロモン剤です。
これで3ヶ月くらい効果が持続します。

○ EM混合液散布
摘果前
摘果前
摘果後
摘果後
5 月
果実も日に日に大きくなっていくのがわかるのが、この時期です。仕上げ摘果後
5月初旬には桃の果実も写真のように結構大きくなってます。

5月の作業

○ 摘果
5月初旬には最終的に残す果実を選別して他の実は落としていきます。

袋かけ○ 袋かけ
摘果終了。これから袋かけをひとつひとつの果実に行っていきます。
袋かけは、言葉どおり、果実に白い(もしくは太陽光を遮る)紙製の覆いを取り付けていきます。もし最終的に収穫したい果実が2万個あれば2万の袋を取り付けるわけです。
気が遠くなる??って?単純作業なのでスピード勝負です。

○ EM混合液散布
6 月
桃の実も確実に大きくなってます。初旬には早生の桃はそろそろ、果実の先端が、赤く色づいてきます。となると、お仕事お仕事!樹の下に太陽光を反射するためのピカピカのシートを張っていきます。だいたい収穫の10日くらい前にシートを張ります。中旬ごろには収穫開始です!!シルバーマルチ
いやな梅雨にも突入です。

6月の作業
先端がほんのり、、○ 不良果の摘果

○ マルチシート張り

○ EM混合液散布
7 月
桃の収穫も最盛期。朝一番で収穫、選別、箱詰め、出荷・配送と朝から晩まで休みなし。
桃の収穫は1品種で約10日くらいです。早生から晩生の品種までをつないで収穫していきます。ふぅ〜!
防蛾灯設置
7月の作業
今月は、主に収穫に専念の月です。

○ 防蛾灯の設置(初旬)
   吸汁蛾の忌避灯です。

○ お礼肥散布(収穫後)
8 月
それにしても毎日暑いです!せみもうるさい季節。
収穫も後は最後の品種を残すのみ。収穫もだいぶ楽になりました!
この時期には、すでに収穫の終わった早生の品種の樹からは新しい枝が伸びてきて、かなり混み合ってきます。残したい枝に日光を当てたいので、それを邪魔するような枝を剪定していきます。
なんで、そんなことするかって?桃の枝、とか芽は日光が当たらないと、枯れてしまったり、充実した芽にならないからです。これは来年のためですね!

収穫が終わった樹については、果実を実らせてくれた桃の樹へのお礼をしておかねば!
そう、お礼肥です。樹が活発に活動しているうちに即効性の肥料(鶏糞なEMぼかしを袋詰めにしたところど)をあげて、来年のスタートのための養分を十分蓄えられるようなるべく収穫が終えてすぐに、お礼肥はするようにします。ですから品種によっては7月中に施肥していきます。
あと、EMぼかしを作って散布の準備です。

8月の作業

○ EM混合液散布

○ EMぼかし準備

○ 夏季剪定

○ お礼肥散布(収穫後)
9 月
桃の収穫も終わり、ほっと一息。9月は秋の始まりの月とはいえまだまだ暑い日々が続きます。
ひと段落ついたところで、堆肥の土壌散布を行います。
一般的には10月も下旬になって落葉後散布する農家が多いようですが、私は、まかれた堆肥を微生物が分解することを考えて、まだ気温の高いこの時期に散布しています。(気温が下がると微生物は休眠状態になって有機物などを分解しません。)EMぼかし完成♪

9月の作業

○ 堆肥散布(牛糞堆肥)

○ EMぼかしの散布
右の写真が完成したEMぼかしです。
甘酸っぱいいいにおいがします。

○ EM混合液散布

○ 夏季剪定
10 月
本格的に秋に突入。桃も落葉の季節になります。
今月は集中する作業もさほどなく、柿の収穫に集中、集中!!
11 月
なんか忙しい季節がとおり過ぎ、なんか寂しい季節。
もっと忙しくていいんだけど、、、。主に後片付けや残務処理とかやってます。
12 月
朝晩はかなり冷え込むようになりますが、天気のいい昼間はまだぽかぽか陽気。

12月の作業

○ 冬季剪定

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